根津理恵子さん、素足の「革命のエチュード」を聴く

2014年5月26日

 
先日、師匠のレッスンルームで、門下出身のピアニスト・根津理恵子さんとお会いした。

根津さんは、2005年のショパンコンクールでファイナリストの後、昨年は、シャネルの「Pygmalion」で活動されたり、この夏はジュネーブの国際連合欧州本部のコンサートに出演されたりと、大いにご活躍。現在、ワルシャワにお住まいで、ポーランドを拠点にされている。

ステージで演奏する女性ピアニストは、ホント堂々と大きな存在に見える。だけど、実際にお会いしてみると意外にも小柄な人が多い。根津さんも、ある意味、日本人らしい小柄な女性だ。それに、ワルシャワ、ジュネーブ、パリのステージで、華麗に演奏活動を続けられるピアニストではあるが、普段着の根津さんは、高円寺や上板橋や江古田の商店街を歩いていても不思議でない、一見ごく普通の若い女性だった。

ちょうど未来のピアニストを目指すお子ちゃまもいたので、「よぉーし、せっかくだし、ぜひ一曲弾いてもらおうよ! はくしゅー!」と、私
がはやし立てると、根津さん、「じゃ、一曲」と、素足で革命のエチュードを弾いてくださった。

さすがに音が違った! ベーゼンドルファーが鳴る!鳴る!

素足で弾く「革命のエチュード」、とびきり新鮮な体験だった。


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