ショパン「ピアノソナタ 第3番」 by C.カツァリス

2014年5月26日

フランスのピアニスト、シプリアン・カツァリス演奏、ショパンのピアノソナタ 第3番 Op.58 ロ短調。ピアノをやっている以上、誰の演奏でもない「自分の音楽」をいつかは打ち立てたいと思うもの。一流のピアニストの演奏は同じショパンの曲を弾いても、ポリーニ、アルゲリッチ、ホロヴィッツ、最初のフレーズを聴いただけで強烈な個性が輝くので、誰の演奏かは一目瞭然ですね。シプリアン・カツァリスも、明確でくっきりとした個性を感じるピアニストの筆頭です。

このショパンのピアノソナタ第3番、多くのピアニストが一度は登る山ですね。いろんな名演奏がありますが、カツァリスは、多くのピアニストとは違った角度からこの山に光を当てて、これまで岩陰で見ることができなかった内声の流れやリズムに、ハッと気づかせてくれます。好き嫌いはあるとは思いますが。

第1楽章

 

第2楽章

 

第3楽章

 

第4楽章


ショパン:ピアノ・ソナタ全3曲ショパン:ピアノ・ソナタ全3曲
演奏/シプリアン・カツァリス
レーベル/ソニーレコード

NHK教育番組でもお馴染みのカツァリス。テレビでの彼の演奏は,エスプリに溢れた素敵なもの。ここに聴く3曲のソナタは,それとは少し違った趣の,襟を正した几帳面なアプローチのようだ。どちらにしても,魅力的なピアニストに違いない。(Amazonより)


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