雪の日のレッスンへ

2014年5月26日

五反田駅の雪夕方から降り始めた雪の中をレッスンへ。すっかり指がかじかんでしまった。

よくよく考えると、グランドピアノを弾くのは1月4日のショパコンASIAの全国大会以来。なので、弾き始めても音がまったく“入らない”。すっかり電子ピアノのタッチになっちまっている。やはり二週間に一度はスタジオ借りないと‥‥。

今日のメニューは、バッハの「トッカータ ホ短調」とショパンの「新練習曲 変ニ長調」の二曲。

バッハのトッカータは昨年12月の発表会で弾いたけど、再度、最初からパーツ一つずつを取り出してやり直す。ドミナントからトニックへの解決の響き、右手から左手への音の渡し、音の緊張感の持続等、ディテールを深く掘り下げてレッスンを受ける。師匠に習い始めた当初は、非常にキメ細かい指摘の数々にちゅうちょしたが、今では、ここからがスタートラインと思えるようになった。目を閉じても一通り弾けるようになって、ようやく響きに耳を澄ますことができるようになる気がする。

ショパンの新練習曲は、まずは上声のメロディーをレガートで弾くノウハウを習う。右手だけでゆっくりメロディー追いかける。これを二度ほどやってレッスン終了。この新練習曲の変ニ長調は、避ける人が多いらしい。ま、実際、和声的にはシンプルだし、聴きばえのする楽曲ではない。三つの新練習曲の中では、一番「練習曲」っぽい曲だ。

レッスン終了後、外に出ると、すっかり雪景色だった。


金子勝子ピアノブログ ステップbyステップ金子勝子ピアノブログ ステップbyステップ
著者/金子勝子 発行/ショパン社

自分の先生に、なかなか訊くことができない素朴な疑問や悩みに、師匠・金子勝子先生がズバリ本音で答えています。例えば、「二人の先生につきたいが、今ならっている先生に言い出せないのですが‥‥」「自分の先生のリサイタルのとき、楽屋に行ってもいいものでしょうか‥‥」「音大に社会人入学で自信が持てない‥‥」。ぜひ!


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