腱鞘炎の完治宣言。原因と対処を振り返る

2017年8月6日

ようやく腱鞘炎が完治。痛みは6月初旬からなくなっていたものの、若干、小指の付け根に違和感が残っていました。この2週間ほど、そのような違和感もなくなり、以前のようにピアノを弾けるようになりました。やれやれ。

ピアノを再開して10年、演奏はちっとも上達していない割に、バネ指、四十肩、腱鞘炎と、いっちょ前にいろんな故障に悩まされました。そんなに無茶をしたつもりはないのだけど。ま、ひとことでいうと「トシ」のせいでしょう。同じ悩みを抱える中年向けに、私なりの原因と対処について記しておきます。

原因はショパンエチュードの無理な練習か

腱鞘炎
一時期は、仕事中もずっと消炎鎮痛剤を貼り付けていた
思うに、昨年後半、ショパンの「練習曲 作品25-3」に“力を入れた”ことが原因の一つのような気がしています。私、それまであまり激しい動きをするような楽曲に取り組んだことがありませんでした。レパートリーは、フレンチバロックの小曲や古典派のソナタが中心。特にオクターブで躍動するような動きをするようなロマン以降の楽曲は、意識的に敬遠していました。

ショパンの「練習曲 作品25-3」はオクターブの動きはありませんが、ずっと手のひらを10度以上に伸ばして弾く音型が続きます。この動きをこなすために、本来手のひらをしなやかに脱力しなければなりません。ところが、手のひらを伸ばそうと逆に力が入れたまま、毎日、無理をして継続したことが原因ではないか? 実際、昨年末から1月にかけて、何となく右手に違和感を感じていたものの、ショパンエチュードの会という発表会への参加を決めていたので、がむしゃらに続けていたのです。その後、急激に痛みがひどくなってしまいました。

よくよく考えると、小指を外側に伸ばそうとして、親指に力が入っていた気がします。今までにない動きにチャレンジする際は、無理のない動きはどうなのか?をちゃんと考えて練習に臨むべきだと反省しました。

治療は温めて休むだけだった

ピアノを弾くのを休んで、ひと月ほど経っても、痛みが収まらないので、ピアニストの手の故障に強い医師・酒井直隆氏の診療所を訪ねました。

さかい整形外科(東京都練馬区江古田)

数ヶ月間、一週間に一度通って、毎回、温かいパラフィン(ろう)に手をつける治療を行いました。温めた患部をパラフィンで覆い、血流をよくし、痛みの原因となる物質を拡散する方法です。鎮痛と新陳代謝の促進に効果があるほか、むくみも改善すると。

腱鞘炎とパラフィン治療
通院当初、痛みがひどいときは消炎鎮痛剤を貼ったり、手に痛み止めの薬を飲みましたが、腱鞘炎そのものの治療は「温める」以外の何ものでもありません。また、四十肩を思い出しても、筋肉が固くこわばる寒い時期の方がなりやすい気がします。5月に入って暖かくなると症状がやわらぎ、6月から劇的によくなりました。

結局、腱鞘炎は「温める」「焦らず休んで待つ」のが一番の治療法ではないかと思いました。

さかい整形外科
グランドピアノがある「さかい整形外科」

半年間長かった……。一時期、「右手がダメなら、左手の曲を弾けばいいんだろうけど、そこまでピアノに執着はしないし、もういいか」とか、弱気になったりしました。

というわけで、8月より本格的に練習を再開しています。


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