ベートーヴェン「32の変奏曲 ハ短調」by G.グールド

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グレン・グールドの演奏、ベートーヴェンの創作主題による32の変奏曲 WoO.80 ハ短調。これぞ、ベートーヴェン・スピリッツ炸裂! この曲、私には全体が即興演奏のように聴こえます。ベートーヴェンはあまり深く考えずに、気の向くままに作曲のペンを走らせたような気がします。起承転結を狙って弾くよりも、思いに任せて弾ききった方がこの曲の魅力が生かせるのでは、と思いました。ここがソナタとの違いでしょうね。

グールドの演奏、出だしはバッハ・イギリス組曲の序曲風。オーケストラの演奏をイメージさせます。ちなみにこちらはホロヴィッツ。バロック風のグールドと違って、シューマンの交響的練習曲等に通じる、とてもロマンティックな演奏です。同じ曲なのに面白いですね。

【前半】


【後半】


グレン・グールド「変奏曲集」ベートーヴェン:32の変奏曲
演奏/グレン・グールド
レーベル/ソニーレコード

ベートーヴェンの32の変奏曲ハ短調WoO.80のほか、6つの変奏曲ヘ長調op.34、エロイカ変奏曲変ホ長調op.35、パガテルop.33&126(全曲)を収録。