106歳で亡くなった祖母の一生に『映像の20世紀』が重なる

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先々週、義理の祖母が106歳で亡くなりました。1910年生まれ。

「人間、100歳を過ぎるとこうなるのか!」と会うたびに感心したこと。それは、頭はボケて、義理の孫の私のことなど、よく覚えていないのですが、何事にも感謝、感謝というライフスタイルでした。

会いに行くだけで両手を合わせて感謝。
子どもが挨拶するだけで両手を合わせて感謝。
三度の食事の前に両手を合わせて感謝。
寝る前に一日に感謝。

そんな感じでした。私もこの世のすべてに感謝しながら、死にたいものだなと心の底から思いましたよ。

この一週間ほど、お昼休みや通勤電車の中で、祖母の一生を思わず妄想してしまいます。さっと年表に起こして、背景と年齢を重ねると、いやー、もう頭の中がNHKスペシャル『映像の20世紀』なんです。千住明氏作曲のテーマ曲が聴こえてきそう。

ざっとこんな感じ。

1歳(1911年)辛亥革命
21歳(1931年)満州事変
29歳(1939年)第2次世界大戦 勃発
35歳(1945年)第2次世界大戦 終戦
44歳(1954年)ゴジラ公開
49歳(1959年)60年安保直前 ← 今の私の歳
54歳(1964年)東京オリンピック
60歳(1970年)大阪万博

えーっ! 私の年齢の時はまだ安保闘争やってた年なのか! 万博の年にはすでに還暦だったのか!とかね。

ちなみに、クラシック音楽に重ね合わせると、ラヴェル(1937年没)、ラフマニノフ(1943年没)、リヒャルト・シュトラウス(1949年没)なので、近代の作曲家は現役バリバリで作品発表中。

ショスタコーヴィチが1906年生まれ、メシアンが1908年生まれ、ヒナステラが1916年生まれなんで、祖母とほぼ同世代。ストラヴィンスキーのバレエ『火の鳥』が初演されたのが1910年。

音楽の教科書の最終ページ、年表の世界ですな。

ところで、ひと昔前は「100歳」の老人は稀な存在でしたが、今は全国で6万人以上いらっしゃるらしい。

100歳以上が6万人超に 45年連続で最多更新(朝日新聞)
全国の100歳以上の高齢者が、「老人の日」の15日時点で6万1568人になる見通しとなった。昨年の同時期より2748人多く、女性が全体の87・3%を占める。1971年(339人)から45年連続で過去最多を更新しており、初めて6万人を超える。厚生労働省が11日に発表した。

こちらは昨年のニュースなので、昨対比で2700人増加ということは、100歳以上の人口が10万人を超える日が近いかもしれません。すごいことです。

で、厚労省は今年度から敬老の日に100歳のお祝いに贈る「銀杯」を純銀性から銀メッキに変更するそうです。費用は昨年度の予算と比べ45%減の1億5000万円程度になると。