やっぱり処分できない、LPレコードたち(後編)

2016年9月7日


前編は、クラシックとジャズのLPの中から、ほんの一部をピックアップしました。後編は、ビートルズとニューミュージック(!)です。

私の妻と、音楽の趣味が合う数少ないアーティストが、ビートルズとショパンです。結婚したとき、ビートルズのアルバムとショパンの楽譜は、いくつか重複してしまい、片方を実家に残しました。

本筋からそれますが、私がピアノを再開するまでは、妻もときどきピアノを弾いていたのです。というか、ショパンのワルツとノクターンは、私よりもうまかった。ところが、40歳をすぎて、私がピアノ狂いしてからは、「鍵盤なんて見たくもない!」という姿勢に変わってしまったのです。ま、私の自業自得ではあるのですが。

それはさておき。

写真左はビートルズ。ポール・マッカートニー、ジョン・レノン共に、ソロになってからも結構好きだったので、ウィングスやプラスティック・オノ・バンドのものも揃っています。この中で一番好きなのは、やっぱり「アビー・ロード」かな。一番、聴いたのは青盤だけど。

ビートルズも、これまたCDでも持っているので、実はLPレコードを保管しておく意味がないのです。いっそ、新居の壁にジャケットを飾ると、少なくともインテリアとして生きてきそう。

で、右は、1980年代のニューミュージック(!)のLP。「ニューミュージック」ってジャンル、改めてすごいネーミングですね。今でいうJPOPなんだろうけど。若干、ニュアンスが違うような気がする。

こちらも数あるLPの中から、女性ボーカリストのものをチョイスしてみました。久保田早紀の「夢がたり」(左の上から二番目)と「天界」(左の一番上)。久保田早紀は「異邦人」の一曲のように思われてますが、アルバムでは、後ろのピアノを羽田健太郎が弾いていて、今、聴いてもとびきり新鮮なのですよ!

それから、中島みゆき「はじめまして」(右の上から二番目)と谷山浩子「鏡の中のあなたへ」(右の上から三番目)。谷山浩子も、一時期、ハマッたなぁ。私、物心ついたときから、薄幸で病弱な女性の歌が大好きでした。このアルバムの一曲目なんて、「あたしの恋人は飛行士で、初めての空を飛んだときに、真っ赤な炎を吹き上げながら、落ちてきたけど死ななかった」から始まるのです。

薄幸といえば、森田童子。一番下の写真は、1975年のファーストアルバム「good-byeグッド・バイ」、左の上から三番目は、1976年のセカンドアルバム「マザー・スカイ きみは悲しみの青い空をひとりで飛べるか」です。テレビドラマ「高校教師」の主題歌になってリバイバルしましたけれど、このアルバムこそ、LPをブチブチ音がなるプレーヤーで聴かないと、70年代の空気が味わえません。

あと、一番右上は小林麻美の1984年のアルバム「CRYPTOGRAPH 愛の暗号」です。「雨音はショパンの調べ」が入っています。このアルバム、松任谷由実、井上陽水ら、何げに楽曲提供しているアーティストが超豪華。あ、この人も、病弱薄幸系のアンニュイな雰囲気が持ち味の女優でしたね。

ああ、このLPの山、ホントに宝の持ち腐れだわ。


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