思春期の夏・思い出の曲- 中島みゆき「夏土産」

2016年8月7日

日本海の海水浴場
夏季休暇、仕事が終わらず、9連休の初日をロスしてしまいました。

今日の午後、大枠を作って、細かい作業は長い電話ミーティングで、なんとか後輩に引き継ぎました。優秀&心優しい後輩がいてよかった。

9連休といっても、リゾートに行くわけでなく、大阪の実家に帰省するだけ。実家の父親はまもなく80歳。体もずいぶんと弱っているので、帰省といってもうきうきとした気分にはなりません。

逆に、妙にノスタルジックな気分に浸っています。先ほどから、中学・高校生だった夏、扇風機を回しながら、畳の部屋に置いたラジカセで聴いたフォークソング、ニューミュージック(なんて呼称だ)を、何となく口ずさんでます。

南こうせつ「夏の少女」「幼い日に」、グレープ「ほうづき」、そして中島みゆき「夏土産」。

「夏土産」、こんなマイナーの曲、なんで思い出したんだろ?

こんな曲です。中島みゆき本人の音源はないので、カバーで弾き語りされている方の動画を掲載。

1983年3月発売のアルバム『予感』の2曲目。このアルバムの最後は有名な「ファイト!」です。

避暑地の夏を思わせる、ちょっと寂しげなピアノのイントロが印象的。

ところが歌詞は中島みゆきらしい、結構重いものです。「友達と一緒に海に行く」といった彼氏の嘘を、友達から届いた写真の中に別の女性と一緒にいるところが写っていることで知ってしまう。でも、好きだから問い詰めることができない、という内容。

歌詞はこちら

この歌詞の最後に「夏が終わって届けられる 夏土産届けられる あなたと同じ場所からの貝殻と 恋人たちの写真」というフレーズがあります。貝殻のお土産ってのが、昭和の海水浴場を思い起こします。昔、海の家で貝殻を売ってましたね。

マリンリゾートという言葉が氾濫する前、昭和の海水浴場の風景を、心が欲しているのでしょうか。なにやら日本海のひなびた海水浴場を旅したくなってきました。


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