オクターブの重音をきれいに響かせるレッスン

2016年8月2日

メトード
月曜は師匠・金子勝子先生のレッスンだった。

モーツァルトのソナタ ト長調 K.V.283の三楽章を見ていただく。だいたい、どの曲をやっても同じだが、ざっと一通り弾けるようになると、細部のパーツ一つひとつのチューニングに入る。

今日は、片手の重音をバランスよく響かせるメトードを教えていただく。ベートーヴェンのピアノソナタ 第1番の第4四楽章、右手のテーマが典型的な例。私の場合、手があまり大きくないので、1と5がオクターブを開いて、2と3、あるいは2と4を同時に弾く四重音は、どうしても手に力が入り、硬い音になってしまう。

この克服のためのメトードがこれ。左手なら、最初に1,2,4でDbを弾いて(写真上)、次に2,4,5でDb(写真下)を弾く。これを10回ほど繰り返す。最初、親指に力が入るが、慣れてくると全体に脱力できるようになる。これを12調のトニックすべてを弾く。

メトード
翌火曜は、スタジオを借りて、忘れないうちに何度もこのメトードをやり直した。


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