発表会のリハーサルレッスンの反省事項

2015年8月19日

今週日曜の発表会を前に、今日はホールでリハーサル。夕方から社会人&ピアノ指導者組が20分ずつ最後の仕上げレッスンを受けた。

私は6時からの演奏なので、夕方4時から一時間、渋谷のヤマハで指慣らしをしてからホールに向かった。休日なのに、珍しく当日電話をしてスタジオが予約できた。ヤマハに到着してみると、今日は教室のクリスマス発表会が行われていた。レッスンがないため、スタジオが空いているんだ。たくさんの親子が発表会を楽しんでいる中、一人で部分練習をするのは音は漏れるし、ちょっと気が引けた。

5時にスタジオを出て、リハーサルのホールへ。私の前は高校生とピアノの先生。リストの「ラ・カンパネラ」を超絶技巧でリハーサル中。ステージ映えする曲だ。順番が来てステージへ。何度もここのホールで弾いてはいるが、本番モードになると、なぜか息を詰めてしまう。ちゃんと呼吸をして弾かないと、硬い響きになってしまう。リラックス、リラックス。

クープランはさらっと弾けたが、モーツァルトの第一楽章、第二主題の左手をオクターブ上に間違って弾いてしまった。本番前になると、こういう今までやったことのないミスをやらかしてしまう。うまくごまかして復帰させたが、バッハのフーガだと確実に復帰できないな。

第二楽章、ピアニシモを意識して弾いているが、ホールで聴くとどうもメリハリがないように聴こえる。先週のレッスンから、数カ所をあえて弱音ペダルでカラーを変えて弾くようにした。客席で聴いていると、響きの違いがわかるのだろうか。今日は、せっかく社会人のアラフォー門下生が客席で控えていたので、チェックしてもらえばよかったと、帰りの電車の中で反省。

発表会で私の次に弾くアラフォー主婦のKさんも、モーツァルトのソナタを弾く。私はト長調のK.V.283。彼女はヘ長調のK.V.533。彼女のリハーサルの模様も見学の上、終わった後、感想を述べ合った。とにかく、モーツァルトのソナタはテンポが揺れないようにしないといけないが、演奏している人間がなかなか揺れが認識できないもの。右手の早いフレーズになると、どうしても肩に力が入り、左手が引きずられてアップテンポになってしまったりする。ここは他の人がやっていることは、必ず自分もやってそう。メトロノームに合わせてやるしかないね、なんてことを言いながら二人で帰路についた。


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