国際アマコン常連さんの「朝練」に参加

2016年7月28日

朝練、さいたま芸術劇場
国際アマチュアピアノコンクール(日墺文化協会主催:通称「アマコン」)の常連参加者が集う「朝練」というのがあって、以前からちょっと気になっていた。アマコンの予選会場を午前中、借り切って合同でリハーサルを行うイベントだ。

先週日曜、鴻巣のPTNAステップで、フーガが地すべりを起こし、どこかのステップに参加申し込みをして“やり直し”をしたいな、と思っていた。すると、今週土曜、彩の国さいたま芸術劇場の音楽ホールで行われる「朝練」に一人空きがあるのを、ミクシィのコミュで発見。紀尾井ホールと同じ、二階席のあるシューボックス型ホールなので、リハーサルによさそうだし、参加の申し込みをした。

というわけで、朝8時40分、埼京線の与野本町駅集合。前日は、期末の人事考課で終電まで営業部長、管理部長と三人でうなっていたが、早起きをして出かけた。駅の改札で、主催の“ののさん”と待ち合わせ。面識はなかったがヤマハの袋をお持ちだったので、すぐにわかった。「鍵盤うさぎさんですか?」「はい、どもども」と声をかけ、駅からさいたま芸術劇場まで歩いた。

ホールの開場は9時。事務手続きを受付で済ませ、ホールの中に入る。700席あるホールだが、想像していたより小ぶりな感じだ。紀尾井ホールは600席ほどなので、ここより小さいのだろうか。

今日の参加者は5人。ランチの際に知ったのだが、私以外の4人は、全員アマコンの本選進出経験者。シューマンの幻想曲、交響的練習曲、ショパンの幻想曲‥‥難曲をさらりと弾かれてびっくりした。とてもハイエンドな人たちだった(私以外)。

一人の持ち時間は28分間で順番に演奏。私は三番目。もちろん、5月の紀尾井ホールで弾くバッハのトッカータをリハーサル。やはり場所が変わると緊張して、最初の演奏、どうってことのない箇所で事故をやらかす。気を取り直して二度目を弾くと、今度は比較的にちゃんと弾ける。ただし、8分間の曲を三回連続で弾くと、三度目は集中力がなくなって、カスカスの演奏になる。これ、いつもなんだよな。

なので、リハーサルを本番当日しっかりやって、本番に臨むとちゃんと弾けそうな気がする。困ったジンクスだ。何とかしたい。

自分の持ち時間が終わった後は、他の参加者の演奏を、一階席の前の方、後ろの方、二階席の後ろと、場所を変えて聴かせてもらった。同じ曲でも、聴く場所によってまったく響きが異なるのを実感。このホールでは、二階席の方がピアノの音がホワンと空間に舞って美しく聴こえた。

一人分5700円をお渡しして、11時40分前に撤収。その後、ホールのすぐ近くの焼肉屋で、参加者四人でランチ(一人は演奏後、先に帰られた)。皆さん、いろんなホールで演奏されているだけあり、ホールによる響きの違いをいろいろと聞くことができて、興味深かった。

最後に、2010年アマコンの参加申込書を“ののさん”からもらった。せっかくなのでB部門に参加しようかな。

下は主催者、ののさんが今日、演奏された素敵なウィンナーワルツです。


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