朗読がいい!さだまさし「フレディもしくは三教街」

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さだまさしさんで一番好きな曲。

1980年だったっけ、奈良・東大寺の落慶記念さだまさしコンサートってのが東大寺境内でありました。そのとき、私は中学二年生で、奈良まで出かけました。チケット、持っていないのに! 今、思い出すとずいぶんと無謀だったなぁ。たぶん、一人で現地に行けば買えるとでも思っていたのでしょうね。

でも、もうチケットは売り切れで境内には入れなかったのです(当たり前じゃん)。で、仕方なく、大仏殿の壁の隙間から中の様子をのぞいて、コンサートを観ていたのです。すると、20分くらいすぎた頃、東大寺のはっぴを着たおじさんがやってきて、「こっち、おいで」と言って勝手口から中に入れてくれました。14歳の少年が壁の隙間からコンサートを眺める姿は、なかなか「いたいけ」だったに違いありません(笑)。

で、そのときに聴いた一番思い出に残る歌が、この「フレディもしくは三教街」でした(アンコールの「つゆのあとさき」もよかったけど)。この曲は、さださんの母親がかつて住んでいた、中国・武漢の租界の様子を歌ったもの。

中国のイメージというと、当時の少年にとっては、ブルー・スリーや少林寺拳法でした。私に「こんな中国もあるんだ」と新鮮な印象を与えてくれましたよ。そして、まだ見ぬ“租界”という存在へのイマジネーションの種が植えつけられました。そのせいか、どうかわかりませんが、そのコンサートから7年後、私が最初に訪れた海外の地は中国・上海。共同租界、フランス租界を歩き回りました。

冒頭の大竹しのぶさんの朗読もいいけれど、ピアノの伴奏も素晴らしい!