練習日誌- 公民館にて。困った老人の闖入

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今日は、先日初めて利用した公民館の会議室が空いていたので、三時から五時まで予約。前回と同じく、受付で使用申し込みを済ませて、早速、練習開始。ところが、スケール練習を終えて、ショパンのノクターンをささっと弾き終えたところ、後ろのドアを開けて、髪の毛の薄いおじいさんが部屋にニコニコしながら入ってきた。

老人「さっきの、弾いてよ」
うさぎ「‥‥ノクターンですか?」
老人「ショパンだよね」
うさぎ「はあ」

ま、せっかくリクエストいただいたので、最初からノクターンを弾きなおした。

老人「いいねぇ、ショパンって日本人に合うと思うんだよね」
うさぎ「ま、日本人は侘びさびっぽいの好きですから、ね」
老人「ね、リチャード・クレイダーマンとか、弾けない?」

わ、そう来ると思ったよ。

うさぎ「子供の頃、弾きましたけど、もう忘れました」
老人「そうか、残念だな。いつも、ここで練習してるの?」
うさぎ「いえ、今回二回目ですね」

いろいろ話しかけてくるので、ちょっと迷惑そうな顔をすると。
老人「気にせず、練習続けて」

と、背後にずっと立ってやがる。気にせず練習できるわけないでしょ!

一曲終えるごとに、いろいろ話しかけてくるので、一曲を終えたらすぐ次の曲に入り、なるべくインターバルを置かないように弾き続けた。
老人は時間が有り余っているらしく、その後、一時間半、楽譜をのぞきこんだり、背後を行ったりきたり。何度も「邪魔だから、出てってください!」とのど元まで出かけたけど、善人そうな人だったので、どうしても言えなかった‥‥。

時間になったので、ピアノの蓋を閉じて帰ろうとすると、「もう一回、ノクターン弾いてよ」とか言われた。「もう時間だし、この後、用事があるんで」と断って部屋を出た。

最後に「土曜、練習しているんだったら、ここに来りゃ、また聞けるかな?」なんて訊ねられた。「公民館、空き室があればですけど、どうかわかんないし」と言葉を濁した。せっかくの休日の貴重なアコースティックピアノの練習時間を邪魔され、私は相当頭にきていたのだが、この老人まったく気がつかないみたい。

帰り道、「休日の公民館で練習したんだから仕方がない」とも思うし、「小額とはいえ、お金払って場所をキープしているんだから、一人で会議室を占有できるはず」とか、悶々としちまった。

せっかく、いい練習場所を見つけたというのに‥‥。

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