オネゲル「ピアノ小協奏曲」はまさに「喜遊」だ

2015年10月29日

新しいノートパソコンがやってきた。でも、使いやすいよう、設定するのに時間がかかります。とりあえず、これで音声が聴けるようになったので、動画紹介を再開!

さて、2009年の一曲目は、アルテュール・オネゲルの「ピアノ小協奏曲」。ディベルティメント=喜遊曲って形式、ベートーヴェン以降、あんまり使われなくなりましたが、本来、室内楽ってカジュアルで楽しいものだったのでは。文字通り、「部屋の中で楽しむ」って感じ。そんなディベルティメントのスピリッツを感じるのが、この小協奏曲。「ピアノと管弦楽のためのソナチネ」という捉え方もOKかな。

で、何が素晴らしいかって、この映像、ディベルティメントの楽しさが伝わってきますよね。カメラワークとオーケストラの演出が秀逸。小編成のオーケストラの魅力を、あますことなく伝えています。演出、撮影、編集するスタッフ、この楽曲を理解していないと、こういう映像にできないですよ。ドリフターズのコントに近い、完成された「喜遊」を目指しているのでしょう。

演奏は、Ilana Veredのピアノ、Matthias Bamert指揮、オーケストラはSwiss Radio Symphony Orchestraです。


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