中国のピアノ「揚琴」の響きが好き

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北京帰りなので、中国の伝統音楽のお話でも。

私が「揚琴(ヤンチン)」と最初に出会ったのは、かれこれ20年ほど前。友人が学校で中国の古楽器を習っているというので、暇つぶしに練習を見に行きました。それまで、中国の楽器というと、旧正月の獅子舞で使われるケタタマしい小型のシンバルや、カンフー映画の効果音にしばしば登場する、グァーンと鳴るでっかいドラくらいしか知りませんでした。琴や琵琶は「ま、日本の楽器の親戚だろう」程度の認識で、あまり期待せずに出かけたのです。

で、友人が練習している教室に行くと、廊下に涼しげな音色が聞こえてきました。教室に入ると、友人は大きな杏色の木の箱の上を、小さなハエたたきみたいな棒で叩いていました。木の箱の上には弦が何本も敷いてあります。グランドピアノの上蓋を外して、長めの竹ヒゴで軽く連打するみたい。「あ、こんなピアノの弾き方、面白いかも」と、思わずグランドピアノでやってみたい衝動にかられました。ちなみに弦は150〜200本あり、12の半音階で「調律」されるそうです‥‥二声のインベンションも弾けるぞ。

楽器「揚琴」のディテールは、こちらのサイトが詳しいです。

「揚琴」の素晴らしいところは、音色そのものがウルトラ美しいので、多少、演奏が下手でも美しく聴こえる点(笑)! トレモロするだけで、とてもサマになります‥‥あ、これ、ハープのグリッサンドに似ているかも。

下は、女子十二楽坊のメンバー、マー・ジンジンの揚琴で「将軍令」です。出陣、決戦の音楽。兵士が戦場を駆け巡る様子が描いているそうです。音色も女性も美しいなぁ。