シューマン「ピアノ協奏曲Op.54」byアルゲリッチ

協奏曲を初めて記事にします。私が最も好きなシューマンのピアノ協奏曲 Op.54 イ短調です。演奏は、ピアノがマルタ・アルゲリッチ、リッカルド・シャイー指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。ピアニストも指揮者もオーケストラも、これまた私がもっとも好きなアーティスト。で、場所はこの曲の初演の地、ライプツィヒ。2006年6月の演奏。

アルゲリッチさん、今年で67歳。ハリー・ポッターに出てきそうな「大魔法使い」的貫禄ですが、衰えを知らぬテクニックは本当にすごい。弱音からフォルテシモまで、ダイナミックなアルゲリッチ節がうなります。その一方で、第一楽章のクラリネットの掛け合いなど、室内楽を感じさせる繊細なインタープレイ。やはり、今なお女王ですね。リッカルド・シャイーとゲヴァントハウス管弦楽団の演奏も緊張感があふれ、特に第三楽章のラスト、キレのあるテンポの取り方がピアノを引き立てています。

こんな演奏、実際に聴いたら、鳥肌立つだろうな。


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