ピアノを再開して10年、鍵盤うさぎの再起動を検討中

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ピアノを再開したのは、忘れもしない2007年の元旦でした。まもなく10年になります。ちなみにブログを書き始めたのは再開後、半年ほど過ぎた2007年8月から。当初はただの練習日誌でした。

10年間、いやはやたいそうな時間ですね。小学生の子供が成人するんだから。

鍵盤うさぎのピアノ史を振り返る

ところで、私のピアノ史をひもとくと、大きく3期に分かれます。

第1期 いやいやピアノを習わされていた子供時代(鍵盤うさぎ前史)
1972年 実家近くのカワイ音楽教室でオルガンを習い始める。
1973年 カワイ音楽教室の先生が独立を機に、先生の自宅レッスンに移行。
1975年 「男のクセにピアノを弾いている」という陰口が嫌でピアノをやめる。
1977年 母親の勧めで、弟が習っていたピアノの先生に再び習い始める。
1978年 中学受験のためピアノをやめる。この時点でバイエル80番終了程度。

第2期 ピアノに夢中になった中学・高校時代(第1次 鍵盤うさぎ時代)
1980年 たまたま聴いたモーツァルトのソナタ K.310に感動してピアノを再開。
1980-84年 死ぬ気でピアノを練習をする。
1984年 大学受験のためピアノをやめる。

第3期 40歳を機にピアノを再開した時代(第2次 鍵盤うさぎ時代)
2007年1月 40歳を前にしてピアノを再開。
2007年8月 独学に限界を感じて指導者探しを開始するも難航。
2008年2月 初めてピティナステップ参加。
2008年3月 現在の師匠・金子勝子先生に拾われる。
2008年12月 四半世紀ぶりにピアノ発表会に出る。
2009年3月 アールンピアノコンクール アマチュア部門、全国大会奨励賞。
2010年1月 ショパン国際コンクール in ASIA アマチュアソロA部門、全国大会奨励賞。
2010年5月 金子勝子指導者45周年記念コンサート出演(紀尾井ホール)。
2011年8月 念願の防音室を自宅の新築を機に設置。
2012年7月 国際アマチュアピアノコンクール B部門本選「入選」。
2013年1月 国際アマチュアピアノコンクール2012 受賞者演奏会出演(杉並公会堂)。
2015年5月 金子勝子指導者50周年記念コンサート出演(紀尾井ホール)。

第1期(鍵盤うさぎ前史)は6年間、第2期(第1次鍵盤うさぎ時代)が5年間、そして第3期(第2次鍵盤うさぎ時代)が10年間。

10代のど真ん中だった第2期(第1次鍵盤うさぎ時代)の濃密な時間に比べると、第3期(第2次鍵盤うさぎ時代) の10年間は、やった感もあり、やりきれなかった感もあり、複雑な感慨があります。

10年間の「やった感」「やりきれなかった感」

まず、「やった感」。

40歳になってピアノを再開して数年は「10代の自分を取り戻したい」「10代にやりきれなかったことに再度」という想いにあふれていました。幸い、師匠・金子勝子先生に出会い、基礎からやり直し(実際、最初のレッスンで「あなた、一からやり直しね」といわれました)、ショパン国際コンクール in ASIAで奨励賞をいただいた頃から、「10代の自分を超えた!」という満足感を持てるようになりました。

スポーツにしろ音楽にしろ、「40歳を過ぎてもやり直せる、10代の自分を超えられる」、ここは成功体験として、これから40代を迎えようとしている男性に力をこめてお伝えしたいところです。

一方、「やりきれなかった感」。

10年間もピアノを弾き続けて、演奏内容(質)、レパートリー(量)ともにこの程度か……という残念な想いがぬぐえません。今年一年を通して、ここは痛切に感じました。

しかも、せっかく時間をかけて完成させたレパートリーの多くが、すでに弾けなくなっています。また、ここ数年、ピアノを再開した当初あった「10代の自分を取り戻したい」という、渇望のようなピアノへの想いが失せてしまっています。

10年間を区切りにいったんこの楽章(第3期)に終止符を打ち、ピアノとの関わりやブログのあり方を変えようか、と思っています。

ピアノは大好きですが、正直なところ「ピアノに賭けている人」というほどではありません。ここがピアニストとピアノ好きの違いです。

時々、「アマチュアピアニストの鍵盤うさぎさんです」と紹介いただくことがあります。その場で否定はしないものの、実は“アマチュアピアニスト”...
プロとアマチュアはスタンスの違いでしかありません。「ピアノに賭けている人」は、プロであろうがアマであろうがピアニストです。その点、私はピアノ好きに過ぎません。

うんざりする40代の支えとして

しかし、その一方で、私にとって「どうしようもない、うんざりする40代」の10年間を支える存在であったことは事実。40歳になった時、元同級生がこんなことを言いました。

「うさぎ、男は40歳になると、仕事と家庭と二本足じゃしんどい。もう一本、足がないと立てないだよ」と。この言葉はホントに腹に落ちました。私の中で鈍い輝きを放っています。もう一本を不倫に求めた友人もいるし、ギャンブルに求めた知人もいました。私の場合は幸いにしてピアノでした。40代の10年間、ピアノだけで立てるわけはありませんが、ピアノ抜きではきっと立てなかったろうな。

あと2ヶ月少しで、私の40代が終わります。最高の40代を過ごした同世代もいるとは思いますが、私にとっては「どうしようもない、うんざりする10年間」でした。このブログでは、主に“三本目の足”にしか触れていないので、そのように見えないかもしれませんが。

10年間、このブログは、あくまで私の個人的な趣味、娯楽として書き散らかしてきました。10年目を機にテーマを、ちょっぴりリニューアルしようかと思っています。

私個人の趣味、娯楽の側面は残しつつも、40歳(つまり10年前の私)、これから40代の(どうしようもない、うんざりする)10年間を過ごそうとする男性に向けて、“三本目の足” となるピアノ関連の情報提供や知見の共有ができれば、そんなことを考えてます。

そういえば、EXILEも、4~5年ごとに「第一章」「第二章」「第三章」「第四章」と区切りをつけて活動をしてます。私も2017年より「第4期」として再起動しようかな。

コメント

  1. coffeebreak より:

    鍵盤うさぎさん ブログ拝見しています。30代ピアノ弾きです。私自身はブログ等で心の内を語れるほど器用でなく、うさぎさんの客観的&正直な記事を楽しみにしています。音大卒業後、楽器からしばらく離れてた身です。10数年経った現在は毎日触れる環境にいますが、その間は自問自答の繰り返しでした。今は等身大の音楽との関わり・演奏でgo!とわりきれるまでになりました。1音入魂の演奏より形式の伝わる演奏をと思えるようになったといいましょうか…
    一流のお師匠さんのもと、レッスンを積まれていること尊敬いたします。向上心と音楽愛がなければできません。
    どうぞお力落としなさらないようにp(^^)q

  2. アンダンテ より:

    不倫やギャンブルじゃなくてピアノでよかったよねぇお互い(^^;;
    「仕事と家庭と二本足じゃしんどい」のは女でもおんなじです。

  3. 鍵盤うさぎ 鍵盤うさぎ より:

    coffeebreakさま、コメントありがとうございます。客観的というよりもかなり主観的な記事ばかりですが、個人のブログなので正直な気持ちをつづりたいと思います。形式の伝わる演奏、おっしゃりたいことわかります。今後とも、よろしくお願いします。

  4. 鍵盤うさぎ 鍵盤うさぎ より:

    アンダンテさんも、ピアノ、ブログともに長いですよね。ブログは10周年を超えられたでしょうか。ほんと、ピアノでよかったと思います。