50年を経た師匠のワーキングスタイルについて

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「ピアノ指導者として50周年」というと、とても大きな区切りのように思えます。だけど、弟子として6年間ほど、師匠の指導風景を見る限り、50周年の前後で何かが変わるような兆しはありません。「東京から50km」という道路標識のようなものでしょうか。クルマで高速道路を走っていて、ある時、標識を通り過ぎる。でも、速度を落とすわけでもなく上げるわけでもなく、今日からいつも通りに指導者の仕事を続けられるのだろうな。

実は昨年、大きなお怪我をされて、しばらくレッスンをお休みされたことがありました。その時は「少しは減速された方が」と思ったけれど、今年に入って完全に元のペースに戻られました。ぶれないワーキングスタイルと巡航速度、これが70歳を超えてフリーランスのプロとしてやっていけるポイントなのでしょうね。

(ピアノ指導者という枠を超えて)プロとして「まったくかなわないな」という思いを、昨夜、帰りの電車の中で持ちました。

ぶっちゃけ、明らかな休日は一年に10日くらいじゃないでしょうか。正月3が日、さすがに元旦はご家族で過ごされていますが、2日からはショパン国際ピアノコンクール in ASIAの直前レッスンをされてます。もちろん土日=休日という概念はないと思います。

改めて「努力は夢中にはかなわない」のだと思いました。

【音大生の就職】努力は夢中に勝てないんです(2011/5/7)

師匠を仕事ぶりを見ていると「夢中」であっても「頑張っている」という感じはしません。

ジム・コリンズの『ビジョナリー・カンパニー2-飛躍の法則』から考えると、頑張りが必要な仕事は、本質的に選択を間違っているのかも。

ほんとうに問題なのは、「なぜ偉大さを追及するのか」ではない。「どの仕事なら、偉大さを追求せずにはいられなくなるのか」だ。「なぜ偉大さを追及しなければならないのか、そこそこの成功で十分ではないのか」を問わなければならないのであれば、おそらく、仕事の選択を間違えている。

確かにその通りなのだけど、これがなかなか難しいのですよ。

ここ数年の私の自問自答については、ゴールデンウィーク中、ブログに書いてみます。

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