「良質なシティポップ」はどこで出会えるの?

2015年8月6日

シティ・ポップ
この半年、一枚もCDを買っていない(たぶん)。すっかりiTunes STOREでのダウンロード購入になってしまった。ただ一曲ずつ購入するのではなく、アルバム単位で購入するのは、私自身、どこかでLPやCDの残照である「コンセプト・アルバム」というものを期待しているのかもしれない。

さて、上はここ1か月くらいiPhoneでよく聴いているアルバム。クラシック音楽は一枚もない。だいたいクルマを運転する際、カーオーディオに直接つないで聴くことが多いので、ドライブに心地よいものを入れている。

で、ジャケットを並べると、1970年代から始まる日本の「シティポップ」が多いことに気がついた。シュガーベイブ、吉田美奈子、山下達郎、荒井由実(松任谷由実になる前)、大貫妙子から始まり、ピチカート・ファイヴを経由して、最近は冨田ラボ、流線形、一十三十一あたりをよく聴いている。

この共通点っていったい何なのだろう? アナログシンセサイザーのストリングや、フェンダー・ローズっぽいエレクトリックピアノのサウンドだろうか。アナログ感あるエレクトリックサウンド? どうだろう。歌詞は東京の都市生活の切なさ、重く湿っぽくならない恋愛を歌ったものが多い。

要は「シティポップ」としか言いようがない。

で、この良質なシティポップの情報にはどこで出会えるのだろう。音楽雑誌をいくつか本屋で開いてみた。が、クラシック、ジャズ、ロック、ヒップホップ、王道のアイドルの雑誌はあるが、私の好きなシティポップについて情報がある雑誌がまったくないのだ。あえて、一冊をあげれば『ミュージックマガジン』だろうか。

良質なシティポップは、東京のどこかで常に誰かが作っているはず。なのに出会うすべが見つからない。


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